プロバイダ変更で通信料が安くなるという電話勧誘には注意しましょう

事例

電話で大手電話会社の代理店を名乗る業者から「インターネット環境が今より良くなり料金も安くなる」と言われたので、プロバイダ契約の更新と思い了承した。

後日、見知らぬ業者から請求書が届き料金を確認すると、頼んだ覚えのないオプション料金が追加されていて以前より高くなっていた。

解約を業者に連絡したら、解約するのならば解約料がかかると言われた。

開設

電話や訪問で勧誘され、内容を十分に理解せず契約したために、事例のように以前よりも通信料が高額になったという相談が、多く寄せられています。

また、最近はプロバイダだけでなく、光回線についても多くの事業者が自社のサービスと組み合わせて提供できるようになったため、「説明された内容と違う」「強引な勧誘だった」「契約内容がよくわからない」という苦情も増加しています。

通信サービスの契約には、法律上のクーリング・オフ制度はありませんので、一度契約を変更してしまうと、元の契約にもどすのに費用や工事が必要な場合もあります。

そこで、通信サービス契約時には次の点に注意しましょう。

◎電話や訪問で、勧誘業者の説明が理解できなければ、その場で承諾しない。

◎書面を取り寄せ、具体的に何が安くなるのか、デメリットはないのかをよく検討する。

◎代理店が勧誘することが多いので、勧誘業者が誰なのかを確認しておく。

◎元のプロバイダの解約料がかかる場合があるので、必要がなければきっぱり断る。

トラブルにならないためにも「安くなる」と言われたことを直ちに信用するのではなく、きちんと納得したうえで契約しましょう。