子どもと決めるスマホ利用のルール

スマートフォンが急速に普及し、子どもたちの間でも、最初に買い与えられる携帯端末がスマホという時代になりつつあります。

「通話機能の付いた小型パソコン」と言われるスマホは大変便利な道具ですが、その反面使い方を誤ると、有害サイト情報、個人情報の流出、料金の高額請求、ネット依存症(オンラインゲームなどにはまってしまい、通常の生活ができなくなる状態)など危険な面もたくさんあります。

子どもがスマホを利用する時のルールをきちんと決めて守らせる工夫が必要です。

 

親の思いは「できるだけ安全に」で、子の思いは「できるだけ自由に」ですから、大人の感覚だけで決めたルールは効果が期待できません。

 

重要なポイントは

1.使い始めてからの変更は難しいので買い与える前にルールを決めること

2.「夜9時まで」など具体的なルールにすること

3.利用目的・場所・時間帯・マナーなどについて親子でじっくり話し合い、子どもが納得したものにすること

です。

 

押さえておきたい基本的なルールは

1.使用時間に関すること。「1日○時間以上は使わない」など以外に、「就寝前に電源を切ってスマホを居間に置く」など使用時間以外のことも併せて決めておくとよいでしょう

2.禁止事項に関すること。「食事中」「親子の会話中」などの禁止時間帯や、「フィルタリング機能(有害サイトアクセス制限サービス)は外さない」「勝手にアプリをダウンロードしない」などの禁止事項。3.ルール違反したときのペナルティー(○日間使用禁止等)や、定期的なルールの見直し時期も決めておきましょう

公的機関や各携帯電話会社のサイトにルールの具体例が出ていますので、それを参考に“わが家のルール”を作りましょう。

ルールは書面にして親子で署名をしておき、いつも目に付くところに貼っておくなどすると効果的でしょう。