瓦質墓標 (宝暦五年銘)
名称 : 瓦質墓標(がしつぼひょう) (宝暦五年銘)
種類 : 有形民俗文化財
所在地 : 阪南市新町
指定年月日 : 平成19(2007)年3月13日
形態は石造墓標でいうと櫛型(くしがた)と呼ばれるもので、宝暦5(1755)年銘は、泉州地域における瓦質墓標として最古の例です。
墓標正面には、日をおかずして亡くなった男児と女児の法名(ほうみょう)が記されていることから、流行病(はやりやまい)で亡くなった可能性が考えられます。石で造ることが通例であった墓標を瓦製としたことから、被葬者(ひそうしゃ)の親などが瓦製造に従事(じゅうじ)していたと推定されます。
櫛型:別名、位牌型(いはいがた)。

瓦質墓標 (宝暦五年銘)