石造地蔵菩薩立像 (天文十五年銘)
名称 : 石造 地蔵菩薩立像(せきぞう じぞうぼさつりゅうぞう) (天文十五年銘)
種類 : 彫刻
所在地 : 阪南市下出
指定年月日 : 平成18(2006)年2月28日
大願寺門前の北側にあり、像高1.92m、総高2.56mを測る、大阪府下で最大級の地蔵石仏です。和泉砂岩(いずみさがん)製で、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠(ほうじゅ)を持っています。
天文15(1546)年の紀年のほか、「旦那法印覚永(だんなほういんかくえい)・覚識(かくしき)」、「願主出羽国住人宥円上人(がんしゅでわのくにじゅうにんゆうえんしょうにん)」、「大工藤原兵衛太夫」の名前が読み取れます。また、「勧進貴賎上下(かんじんきせんじょうげ)」と刻まれており、広く民衆の援助により建立されたことがうかがえます。
勧進貴賎上下:貴賤の上下を問わず寄付すること。

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