市営プールの廃止について

市営プール6施設(尾崎・東鳥取・中央・下荘・和泉鳥取・上荘)は、市内の小学校などの水泳授業はもとより、一般開放や地域の自治会、NPOなどの団体利用を通じ、子ども同士や子どもと保護者の遊びの場として、また、子どもたちを見守る大人との交流など、多世代の交流や幅広い人間関係を構築する社会教育の場として、多くの市民の皆様に利用されてきました。

しかしながら、少子化による利用人数の減少に加え、各プールとも開設から30年から50年以上が経過し、今後、想定される施設の大規模改修や、何よりも老朽化が進行している施設の利用に伴う危険性の回避を最優先し、令和4年度をもって市営プール6施設を廃止いたしました。

なお、市内の小学校などでは、児童生徒の泳力と学習環境の更なる向上を図るため、令和4年度から、民間事業者の経験とノウハウを生かし、季節や天候に影響されることない専門スタッフによる効果的な水泳授業を実施しています。

また、新たな取り組みとして、図書館や留守家庭児童会の読書環境の充実や、市立幼稚園及び保育所に在籍する子どもの健やかな成長に注力できるデジタル環境の整備を進めるとともに、子どもたちが、本市が誇る里海でのふれあいや様々な体験を通じて、環境について学ぶ(仮称)はんなん海の学校事業など、海洋教育にも力を注いでまいります。

今後とも、事業の選択と集中を図りながら、「共創による新しい価値が創造され、誰もが輝ける舞台都市・阪南」の実現に向け、“子育ち”支援と生涯学習の充実に取り組んでまいりますので、ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

長年にわたり市営プールをご利用いただき、ありがとうございました。

阪南市長 水野謙二

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習部 生涯学習推進室 学校開放・桜の園担当

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