市長メッセージ(平成30年)

旧家電量販店建物の売却について(平成30年12月14日)

旧家電量販店建物の売払いにつきましては、平成30年11月19日から12月14日まで、市場調査での感触を踏まえ、1億8,310万8千円の最低売却価格を設定するとともに、借地条件は事業用定期借地期間を20年に延長するなど、新たな条件を整え、一般競争入札として参加者の募集を行いましたが、申込者が無く不調となりました。
当該建物の取扱いについては、売却を最善の策という考え方で手続きを進めており、今回の入札参加者募集につきましても、私自身が先頭に立ちトップセールスを実施し、複数の企業からの引合いもございましたが、最終的に条件面で合意に至らなかったものと考えています。
今後におきましても、売却の方向性を堅持し、同条件で、申込み先着順による随意契約を実施しつつ、様々なご意見を伺いながら、入札が不調に終わった要因を再分析し、売払いに向け取り組んでまいります。

平成30年12月14日

阪南市長 水野 謙二

平成30年7月豪雨における災害について(平成30年9月6日)

平成30年7月5日から降り続いた雨により、日本各地で土砂災害や河川氾濫などによる甚大な被害が発生しました。今回の豪雨災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

今回の豪雨は、本市においても急傾斜地崩壊などの土砂災害の発生で、市民生活に多大な影響と被害をもたらしました。市では、これらの災害に迅速に対応するため、災害対策本部に「災害復旧プロジェクトチーム」を設置し、被災された方々の支援に全力で取り組んでいます。今後も市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。

地震や気象災害はいつ発生するかわかりません。市民の皆様におかれましては、「阪南市総合防災マップ」や「おおさか防災ネット・防災情報メール」をご活用いただき、日頃から災害に備えるとともに早い段階での避難を心掛けていただきますようお願いします。

災害対策本部長 阪南市長 水野 謙二

台風21号での災害対応について(平成30年9月5日)

台風21号は、本市の広範囲にわたり深刻な被害をもたらしました。
停電により暗い夜を過ごされ、不自由な生活を余儀なくされておられると思います。心よりお見舞い申し上げます。

各家々、事業所ごとに、建物の損壊等、その被害の実態を把握しつつある状況です。
さらに、尾崎駅舎の全壊と、南海本線の運行状況も現時点では不明です。

市役所は、通常どおり開庁しています。同時に災害対応を行っております。
市民の皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、何卒ご理解、ご協力をお願いいたします。

災害対策本部長 阪南市長 水野 謙二

平成22年度以前の病院事業会計の債権管理にかかる職員の懲戒処分等について(平成30年4月13日)

病院事業会計の債権管理等について、平成23年4月1日からの指定管理移行後において、患者個人が負担すべき診療費の未収金について、督促等の債権管理が適切に行われておらず、実質回収不能な債権となっています。また、簿外の現金及び預金から備品の購入等の不適正な支出と会計処理が行われていました。

今回の不祥事につきまして、市民の皆様に心よりおわび申し上げます。

再発防止に向け、会計事務に関する研修を実施し、引き継ぎの徹底及び業務マニュアルの整備を行い、法令遵守の徹底と職員の規範意識の向上を図り、二度とこのようなことのないよう職員一同、信頼回復に向けて全力を注いでまいります。

また、一連の経過を踏まえ、行政の長として道義的責任を取るため、私と副市長について、給与の減額10分の1(1か月)を行うこととしました。

また、これらの事案について、懲戒処分として減給1名、戒告1名。その他、訓告2名、厳重注意3名、口頭注意1名の処分を行いました。

このような事実が明らかになったことにつきまして、市民の皆様には深くおわび申し上げます。

平成30年4月13日

阪南市長 水野謙二

平成22年度以前の病院事業会計の債権管理について(平成30年1月11日)

本市では、内部調査の結果、指定管理者への運営への移行以前の平成22年度以前の市立病院診療費の未収金等が、平成23年度以降の会計処理に不適切な取扱いがあり、督促等の債権管理が適切に行われていなかったことから、既に時効が成立し、回収不能となった恐れがあることがわかりました。

また、未収金回収等による現金や預金通帳が病院事業会計に計上されずに別に保管されていた事実が明らかになりました。

本日13時から開会されました市議会の全員協議会で本件について報告したところです。

このような事実が明らかになったことにつきまして、市民のみなさまには深くお詫び申し上げます。

また、今後全力をあげ事実究明に努め、できるだけ速やかに公表してまいります。

平成30年1月11日

阪南市長 水野謙二

成人式を迎えられた皆さんへ(平成30年1月)

成人式で祝辞を述べる水野市長

輝かしい新春に、成人式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。

そして、ここまで育ててこられた、保護者の方々に深く敬意を表します。まことにおめでとうございます。

 

さて、成人という節目から、皆さんは、責任ある行動を求められます。

今年は、明治維新から150年目の年に当たり、皆さんとは、3世代のギャップがあると言われる私から、お祝いの言葉を贈ります。

明治維新では、坂本龍馬や高杉晋作など、多くの若者が、藩を飛び出し、新しい日本を創るために、まさしく獅子奮迅の活躍をされました。ここに、大切な学びがあるようです。

皆さんは、私の世代とは違い、インターネットを駆使し、常に繫がり合い、瞬時に情報を共有されており、うらやましく思います。

しかし、学校や職場、友人の輪の中にあっても、一人ひとりが自分の夢を求め、創り上げてゆく過程において、あえて、孤高の人として一人になる勇気、その人を送り出す賢明さ、寛容さが重要となります。

孤独は決してマイナスでなく、自分の道を強く歩む者に伴うものなのです。

また、成人として歩む社会は、そんなに甘くはありません、知らないことばかりでしょう。ストレスとして広げたり、溜め込まないようにするために、ストレスを良い刺激に変えてくれるのが「好奇心」であり、自分の心を自分らしく、明るく元気にしてくれるのが、スポーツ・文化・芸術です。心がリセットされる、自分なりの方法を身に付けて下さい。

そして、自分の大切な人生だから、生き方に責任を持つ、自分づくりへの覚悟を決め、人生の選択に臨んで下さい。

重ねて、自分ひとりで生きてはいないし、社会の中で生かされていることを知って下さい。家族や仲間を信じ、人との出会いを大切にし、尊敬し合える人間関係を築いてほしいと思います。

また、どのような形でも結構です、自分たちのまち、阪南市を愛してください。

阪南市には、海や山などの自然や、やぐら祭りなど、魅力あふれる資源、引き継がれる文化・伝統が多くあります。農産物や魚介類など、胸を張って自慢できる美味しい食べ物も盛りだくさんです。

皆さんのその熱い情熱と若いエネルギーを、阪南のまちづくりに活かしてもらえることを期待しています。

 

結びに、一生の思い出として、皆さんの心に残るよう、ご多用の中、成人式の準備をされてこられた阪南市成人式運営委員の皆さん、本当にお疲れ様でした。そのご好意にも感謝し、新成人の皆さんのご健勝とご多幸を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

 

皆さん、おめでとうございます。

阪南市長 水野謙二

新年のご挨拶(平成30年1月)

あけましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、希望に満ちあふれた新年をお迎えのことと、心からお 慶 (よろこ)び申し上げます。
さて、人口の減少と少子高齢化、地方分権が進んでいく中、地方自治体はこれまで以上に自立した行政運営が求められています。
本市においても、それらのことに加え、公共施設・インフラの老朽化の進行、また主要な市税収入、地方交付税などの大幅な増額が見込めない状況であるといった財政基盤の 脆弱 (ぜいじゃく)性をかんがみ、昨年10月に「財政健全化計画」を策定し、持続可能な行財政運営に取り組んでいるところです。
そのような中、持続可能な財政基盤の強化を図りつつ、安全で安心なまち、活力とやさしさ 溢 (あふ)れるまちの構築に向け、本市が抱える多くの課題を打開することが求められます。そのため、全職員が一丸となり厳しい現状の認識を共有し、昨年掲げた水野メソッドの施策を着実に実行してまいりますので、市民の皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願いします。
結びに、市民の皆様にとって今年一年が幸多き、素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

平成30年1月1日

阪南市長 水野謙二