はたちを迎えられた皆さんへ(令和6年1月7日はたちの集い市長式辞)
輝かしい新春を迎え、「はたちの集い」にご出席の皆さん、誠におめでとうございます。
年始から能登半島に大地震が襲い、甚大な被害が出て、救助の最中にあります。
亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
さて、みなさんには、成人としての自覚と責任ある行動が期待されています。
あわせてZ世代の真ん中の皆さんの活躍への期待が大きいです。
皆さんは、インターネットを駆使し、常に繫がり合い、瞬時に情報を共有されるグローバル社会で育ち、暮らしておられます。
私たちの社会は人口減少・少子高齢化が進む中、ウィズコロナからアフターコロナへと向かい速度を上げて大きく変化します。それは予測しずらい不確実な時代とも言えます。
この時代の主人公は若者、皆さんです。
皆さんは何か「没頭」することはありましたか?
なければ働いてからでもよいので見つけてください。
予測できない社会・多様性を認め合う社会で働き、生きていくには、個人としてのスキルも大切ですが、人間力が必要なのです。
「健康」を含め、自律した生き方をどう作るか、主人公である自分の判断と行動が求められます。
変化を肌で感じ明日に向かって歩むのは皆さんです。
皆さんの世代が見る世界観や発想で、多くを語り、学び、働き、繫がり合うことが、
持続可能な社会・まちづくりへの強い推進力となることを確信します。
SDGsでは「今」を基準に未来を考えるのでなく未来から「今」を観て考える必要があります。
来年には大阪で万博が開催されます。
皆さんがどのように活躍されるのか非常に楽しみです。
「誰も一人ぼっちにしない、誰も排除しない」まちをつくる。
それは誰もが市民として、担い手として参加できることをいいます。
自分の大切な人生だから、生き方に責任を持つ、そして自ら「問い」を立てられる人になってほしい。
自分づくりへの覚悟を決め、人生の選択に臨んでください!
そのためにも何か没頭するものを見つけてください。
何事にもチャレンジです。
時には、孤独を感じることがあると思います。
孤独は、自分との約束を守り、正直に強く歩いていることの証だと考えています。
そして、自分たちのまち、阪南市を愛してください。
阪南市には、森里川海の自然や、「やぐら祭り」など引き継がれる文化・伝統が多くあります。
農産物や魚介類など、胸を張って自慢できる美味しい食べ物も盛りだくさんです。
皆さんのその熱い情熱と若いエネルギーを、阪南のまちづくりに活かしてもらえることを期待しています。
結びに、今日この日の「はたちの集い」を、一生の思い出として皆さんの心に残るよう、ご多用な中、準備をされてこられた運営委員の皆さん、本当にお疲れ様でした。
そのご厚意に感謝しつつ、皆さんに幸多かれとご祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
皆さん、おめでとうございます。
令和6年1月7日
阪南市長 水野 謙二