新年のご挨拶(令和5年1月)

明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年3月、本市の将来の都市像や目標を共有し、より政策効果を高めた取り組みが図られるよう、本市のまちづくりの羅針盤となる「阪南市総合計画」を策定しました。
総合計画では、市民一人一人が知恵や能力を発揮し、まちづくり活動において、新しい価値の創造に挑戦し未来への「一歩」を踏み出す姿勢を皆様と共有するため、本市のめざす将来ビジョンを「ONE ACTIONワンアクション ~時代の一歩先をゆくまち~」と定めました。これまで進めてきた「協働のまちづくり」は、「協働・共創のまちづくり」へと、発展・深化していきます。
さて、昨年5月に本市は、SDGsエスディージーズの達成に向けて優れた取り組みを行う都市として、「SDGs 未来都市」に選定されるとともに、特に先導的な取り組みとして全国の10 団体にのみ認められる「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれました。本市の農空間や海浜空間といった地域資源を生かし、陸と海からのカーボンニュートラルの取り組みを通じて、様々なCo-ベネフィット(恩恵)を創出することで、ウェルビーイング(持続的幸福感)を感じられる取り組みを推進し、持続可能で好循環な地域づくりを図ってまいります。
また、子育て世代をメインターゲットに、関係人口の創出や拡大、移住定住の促進を図るとともに、里山里海プロジェクトの一環として進めてきた環境保全活動や、海洋教育に代表される環境各種自然体験、また市内のテレワークを推進するなど、親子にとって魅力があるまちづくりにも取り組んでまいります。
結びに、令和3年9月に改訂した行財政構造改革プラン(改訂版)に掲げる取り組みを着実に進め、持続可能な行財政運営を行うとともに、新型コロナウイルス感染症の対策に万全を期してまいります。皆様におかれましても、感染予防や健康維持にご留意いただき、今年一年が幸多き年となりますよう、新年のご挨拶とさせていただきます。

阪南市長 水野 謙二