医療非常事態宣言の発出を受けて(令和3年4月8日)

阪南市長の水野です。

はじめに、新型コロナウイルスに感染され、療養中の皆さんに、心よりお見舞いを申し上げ、一日も早いご回復を祈念申し上げます。また、生命を守る最前線で働く医療、介護、福祉の従事者の皆さんには、心より感謝と敬意を申し上げます。

大阪府は、4月7日に第44回の新型コロナウイルス対策本部を開催し、今起こっている第4波は、第2波や第3波を大きく上回る速度で感染が急拡大していることや、急激に重症者が増加し、大阪府におけるモニタリング指標において重症病床使用率が70%を超えるという状況を確認するとともに、今後の医療提供体制が極端にひっ迫する恐れと、確保病床数を超えて重症患者数が発生する可能性を鑑み、「医療非常事態宣言」を発出し、以下の対応方針を決定しました。

  1. 府民に対する不要不急の外出自粛要請の徹底
  2. 高齢者や基礎疾患がある方に対し、感染対策の徹底の注意喚起
  3. 新学期を迎えるに当たり、教育現場における感染防止対策の徹底(教育活動や部活動など、感染リスクの高い活動を控えるなど)
  4. 医療提供体制の緊急対応(確保病床を上回る臨時増床の要請など)

本市においても、昨日7日17時30分から49回目となる阪南市新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、現在の本市の状況を確認するとともに、大阪府が決定した対応方針について、広く市民の皆さんにお願いしていくことを決定しました。

また、本市の感染状況ついて、4月7日時点での新規感染者数の累計は204名で、4月2日から4月7日までの直近6日間で8人の新規感染者が発生しており、まん延防止等重点措置適用後も新規感染患者の発生は依然として続いています。

このような状況を重く受け止め、これまでも緊急事態宣言時に実施していました、公用車での感染防止の啓発放送を再開します。

加えて、大阪府からの協力依頼に基づき、公共施設(サラダホール、公民館、地域交流館、各住民センター)の開館を午後9時までに時間短縮いたします。

これ以上大きな「波」にならないためにも、市民のみなさんに、再度お願いをさせていただきます。

  • 会食は4人以下で、食べたり飲んだりするとき以外はマスクを着用する「マスク会食」を徹底することにご協力をお願いします。
  • 時短要請の上限時間以降に、居酒屋を含む飲食店などに、みだりに出入りしないことにご協力をお願いします。
  • 大阪府内・府外への不要不急の外出・移動は自粛してください。

また、これまでもお願いしていました、手洗い・うがい・マスク着用などの感染予防の実施や、密閉、密集、密接の「三密」の回避につきましても、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

1日も早い感染者数の減少に向け、私たち一人ひとりが自分のこととして感染防止に粘り強く取り組むことが、愛する家族や大切な友人の生命や健康を守ることになります。

一方で、不要不急の外出を避けることで、人とのつながりが希薄になったり、生活への意欲が低下される方、外出を控えることから体力への不安を抱える方が増えているのも事実です。安心できる暮らしを取り戻すため、このような状況でも、決められたルールの中で、是非とも健康管理や人とのつながりを大切にしていただきたいと思います。

そして、みんなで互いに励ましあい、一丸となって感染防止に取り組んで、この難局を乗り越えましょう。

なお、新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、国が示す優先順位に応じて順次、接種を開始し、65歳以上の高齢者の方には4月下旬までに無料クーポン券を送付する予定ですので、今しばらくお待ちいただければと思います。

また、詳細につきましては、阪南市新型コロナワクチン予防接種コールセンターを設置しておりますので、ご利用ください。

電話番号は、0120-203-415です。よろしくお願いします。

令和3年4月8日 阪南市長 水野謙二