下水道に油や異物(水に溶けないもの)を流さないでください
阪南市内の各家庭から排水された下水(汚水)は、すべて泉南市りんくう南浜にある南部水みらいセンターで処理され、処理水は大阪湾へ放流されます。また、そこで取り除いた汚泥は、忠岡町新浜にある大阪南下水汚泥広域処理場で処理されます。
- 台所から出る野菜くずや油類等のものは、下水道管を詰まらせる恐れがあるだけでなく、悪臭の原因にもなり、処理場では分別・処理に費用と時間がかかります。
- 最近、家庭用のディスポーザーが話題になっていますが、ディスポーザーから直接下水道施設に接続できません。
しかし、近年、油や不織布・布製品などの異物が下水道管に流され、マンホールポンプ(※)などの下水道設備に絡まり、設備の緊急停止や損傷といった事例が多く発生しています。
異物が絡まり緊急停止したマンホールポンプの様子

異物がマンホールポンプに絡まり、設備が停止し、マンホール内に下水がたまっている状況です。

異物を取り除くために、ポンプ設備を引き上げ、分解が必要になります。
ポンプに絡んでいたもの
※マンホールポンプとは、低い位置の下水道管から高い位置の下水道管まで下水を汲み上げ圧送するための下水道設備で、マンホールの中にあるポンプです。
原則、ご家庭や事業所からの下水は自然流下によって南部水みらいセンターへ送られますが、土地の形状等により自然流下できない箇所に、マンホールポンプを設置しています。
阪南市内に8基のマンホールポンプを設置しています。
下水道を正しく使いましょう!
油や異物などの流入によって、下水道管が詰まったり、マンホールポンプの運転が停まると下水の自然流下や圧送ができなくなるため、下水がマンホールから道路上にあふれたり、家庭内の汚水桝に逆流したりする恐れがあります。
油や異物などを下水道へ流すことで、自分が住んでいる周辺地域の皆さんの生活や衛生的な環境に多大な影響を与えることになりますので、絶対に下記のものを流さないようにお願いいたします。
下水道へ流してはいけないもの
流してはいけないもの | なぜ?どうする? |
水に溶けないもの(ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、紙おむつ、カーゼ、綿花製品、生理用品、新聞紙など) 不織布・布類、ゴム・ビニール類、ガラス・金属類、セメント・土砂類など |
トイレットペーパー以外の紙類や布類、ビニール類などは水に溶けないため、詰まりの原因となります。絶対に下水道へ流さずに所定の方法で処分してください。 ※宅内の排水管の詰まりの原因にもなります。 ※下記の【ごみの分別・出し方マニュアル】を参照 |
髪の毛など | 宅内の排水管のつなぎ目に引っ掛かったり、他の汚物と絡み合ったりして、詰まりやすくなります。排水口に目皿などを置いて、髪の毛が流れないようにしてください。 |
てんぷら油、ラードなどの油類 | 油類は宅内の排水管や下水道管等へ流れ込むと冷えて固まり、悪臭や詰まりの原因となります。さらに下水道処理場にも大きな負担となるため、使い切るか、市販の凝固剤等を使用して固めるか新聞紙などで吸い取ってから燃やせるゴミとして処分してください。 |
野菜くずや生ゴミなど | 詰まりの原因となったり、下水道処理場にも大きな負担となるので、たい肥化したり水分をよく切って燃やせるゴミとして処分してください。 |
ガソリン、灯油、シンナー、アルコールなどの可燃物 | 宅内の排水管や下水道管内で揮発し、有毒ガスの発生や静電気等により引火することで爆発する恐れがあるので、絶対に流さないでください。 |
処理場で処理できないもの
- 水銀、銅等の重金属類。
- 色素、染料、香料等。
- 化学薬品等。
- 農薬、肥料等。
これらを流すと、宅内の排水管や下水道管等が詰まるばかりでなく有毒ガスなどの発生や汚水処理場の機能低下の原因となり、維持管理にかかる負担が大きくなります。
この記事に関するお問い合わせ先
都市整備部 下水道課
〒599-0204
大阪府阪南市鳥取74-1 阪南市分室
電話:072-470-2165(直通)
Eメール:gesui@city.hannan.lg.jp