尾崎村役場

 

    江戸時代、阪南市域には14の村ありましたが、明治22(1889)年に合併し、桑畑(くわばた)村、石田村、黒田村、下出(しもいで)村、自然田(じねんだ)村、中村、山中村が東鳥取村に、波有手(ぼうで)村、新村(しむら)が西鳥取村に、貝掛村、箱作村、山中新田村が下荘村となり、合併しなかった尾崎村と合せて4ヵ村となりました。

    尾崎村役場は木造瓦葺(かわらぶき)平屋の民家を改装して庁舎としてきましたが、手狭になったため、昭和3(1928)年度に村内有志の寄付金や旧庁舎売却による代金などで庁舎新築の計画が立てられました。

   新しい庁舎は鉄筋コンクリート3階建て(地階を含む)、延べ床面積は107坪(約353平方メートル)で、地方にはみられないほどの豪華な建物になりました。

   その後、昭和14(1939)年に尾崎村が尾崎町となった後、昭和31(1956)年に尾崎町・西鳥取村・下荘村が合併して南海町、昭和35(1960)年には、町制施行した東鳥取町と南海町が合併して阪南町になってからも庁舎として使用され続けました。そして、昭和51(1976)年に現在の庁舎が完成したことで、庁舎としての役割を終えました。平成26(2014)年、尾崎住民センターとして使われていましたが、平成29(2017)年12月末に閉鎖しました。なお、この建物は、令和2(2020)年に解体され現存しません。

尾崎村役場時代

尾崎村役場時代

南海町役場時代

南海町役場時代

尾崎住民センター時代

尾崎住民センター時代

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