地震災害
大地震が起きると、「震動(揺れ)」、「液状化」、「土砂災害」、「津波」、「地震火災」などがほぼ同時に起こります。
振動(揺れ)
震動そのものにより、建物倒壊や橋・道路損壊などが生じるおそれがあります。
液状化
地震のゆれにより地面が液体のようになることをいいます。建物が沈下したり、地中埋設管などが破壊されたりすることがあります。
土砂災害
地震をきっかけとして土砂災害が起こることがあります。
津波
大地震で引き起こされた津波により、大波が沿岸に押し寄せることです。地震を感じなくても,津波が来ることがあるので、津波警報などが出されたら海岸付近では十分な注意が必要です。
地震災害
地震(揺れ)により、建物の倒壊や薬品・危険物等の落下などにより、同時に複数の地点で出火し、地震による電話の不通、消火栓の使用不能など状況が重なって、大災害になることがあります。
1.丈夫な家具などに身を寄せよ

テーブル、机、ベッドなど地震により倒れる心配のない丈夫な家具に身を寄せて、しばらく様子を見る。
2.すばやく火の始末

過去の例から大地震で怖いのは火災。地震を感じたらすばやく火の始末をする。
3.あわてて屋外に飛び出すな

どんなに大きな地震でも、大揺れは1分といわれている。あわてて屋外に飛び出さず、周囲の状況をよく確かめて落ち着いて行動する。
4.火が出たらまず消火

万一出火した場合は、初期のうちに火を消すことが大切。大声で近隣に声をかけあい、皆で協力して消火に努める。
5.避難は徒歩で、持ち物は最小限に

消火、救急救護活動等の障害となるので自動車は絶対に使わず、必ず徒歩で避難する。持ち物は身軽に行動できるよう最小限にとどめる。
6.狭い路地、塀ぎわ、がけや川べりなどに近寄らない

狭い路地、塀ぎわ、がけの上やがけ下、石垣のそばなど危険な場所にいるときは急いで離れ、又このようなところは避ける。
7.山崩れ、がけ崩れに注意

山ぎわや、がけの近くでは、山崩れ、がけ崩れに注意し、安全な場所へ避難する。
8.海岸では津波、低地では浸水に注意

海岸近くでは津波、低地では浸水の恐れがあるので高台などの安全な場所へ避難する。
9.余震を恐れず、デマに迷うな

余震には十分に注意し、沈着な行動をとる。デマに迷わず、市役所、消防署、警察署などの指示に従って行動する。
10.秩序を守り、衛生に注意

身勝手な行動をとらず、秩序を守ろう。伝染病等の発生の恐れがあるので衛生には十分注意する。
気象庁震度階級
階級 | 説明 |
0 | 人は揺れを感じない。 |
1 | 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。 |
2 | 屋内にいる人の多くが揺れを感じ、電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。 |
3 | 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。 棚にある食器類が、音を立てることがある。 |
4 | かなりの恐怖感があり、つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立て、座りの悪い置物が、倒れることがある。 |
5弱 | 多くの人が、身の安全を図ろうとする。座りの悪い置物の多くが倒れ、窓ガラスが割れて落ちることがある。 |
5強 | 非常な恐怖を感じる。テレビ台からテレビが落ちることがある。補強されていないブロック塀の多くが崩れる。多くの墓石が倒れる。 |
6弱 | かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。耐震性の低い木造建物では倒壊するものもある。地割れや山崩れなどが発生することがある。 |
6強 | 多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。耐震性の低い鉄筋コンクリート建造物では倒壊するものがある。地割れや山崩れなどが発生することがある。 |
7 | 耐震性の高い建物でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。大きな地割れ、地すべりや山崩れが発生し、地形が変わることもある。 |
注記 :「震度」は震度計により観測された数値(計測震度)により決定されるものです。表中の説明文は、ある地震が観測された場合、その周辺でどのような現象や被害が発生するか示す「震度階級関連解説表」から、主なものを記述したものです。
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