「阪南市人材育成基本方針」の策定について

阪南市を担う職員の人材育成に向けて

現下の地方分権・地域主権の流れを受け、地方自治体は、自らの権限と責任において、まちづくりの方向性を決定するとともに、市民や地域との協働を進め自立した自治体経営を確立することが強く求められています。

また、少子高齢化の急速な進展や市民ニーズの多様化など社会情勢が目まぐるしく変化するなか、地方自治体の財政状況は厳しさを増し、事業実施に当たっては、限られた財源の有効活用に配慮しつつ、事業の集中と選択に努めるとともに、職員の創意工夫が求められています。

本市におきましても、それらに対応すべく、各職場の組織力のさらなる向上と業務改善への積極的な取り組みが求められており、そのためには、職員一人ひとりの持てる能力と意欲をいかにして継続的に向上させるかが重要な課題となっています。

「人」は組織にとって最も重要な経営資源あるとともに最大の資産であることから、職員の能力を組織的に育成するとともに、職員が自らの資質向上に取り組むよう、めざすべき職員像と人材育成施策の基本的な方向性を示す「阪南市人材育成基本方針」を策定しました。

この基本方針に基づき職員を育成することにより、市民福祉の向上はもとより、市民や地域と協働のもと最適な公共サービスの提供と向上を図ることができるものと考えています。

今後は、職員一人ひとりが、この基本方針を十分理解し、自らに求められている役割と責任を果たすことにより、全ての職員が一日も早く、めざすべき職員像である「行政のプロフェッショナルとしての使命と責任を果たすため、自ら考え、果敢に挑戦する職員」となることを要請します。 

平成24年3月 阪南市長 福山 敏博

「阪南市人材育成基本方針」

人材育成は、職員の能力と意欲を引き出す人事制度、職員の意欲と個性に応じて能力を高める研修制度、職員が能力を伸ばし、活き活きと働くことのできる職場環境づくりなどの各分野にわたり総合的に取り組むことで相乗的な効果を発揮します。

このことを踏まえ、めざすべき職員像と人材育成施策の方向性を明示し、人材育成における課題の解決に向け、人材育成を総合的な視点から効果的に進め、全ての職員が「職員の責務」を果たせるよう育成することにより、市民福祉の向上はもとより、市民や地域と協働のもと最適な公共サービスの提供と向上を図るために策定する指針が「阪南市人材育成基本方針」です。

「阪南市クレドカード」の導入について

 1 クレドとは

「クレド」とは、ラテン語で「信条」「理念」「志」を表す言葉です。

最近では、企業や団体の経営理念や行動指針を表す言葉として使用されています。 

2 クレドカード導入の目的

全ての職員が阪南市のめざす将来の都市像を理解し、その実現に向けて、めざすべき職員像と必要な姿勢を自分自身のものとするため、常に自らの人間性向上に努めることを目的としています。

クレドカードを常に携帯し、確認と振り返りを継続する事で職員の意識・行動の変容を促し、市民のみなさまへ最適なサービスの提供と向上を図ります。

3 クレドカードの形態と内容

職員が常に携帯できるよう、二つ折りの名刺サイズとしました。

表側に、市民のみなさんとの協働で創り上げた阪南市総合計画でお示ししている将来の都市像と、そこに込められた想いを綴っています。

内側に、阪南市人材育成基本方針で位置付けているめざすべき職員像と必要な姿勢を記載しています。

(下記のデータをA4用紙で両面印刷すると「阪南市クレドカード」を4枚作成できます。)

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