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戎さん(えべっさん)と漁労習俗(2016年1月)

 

    大阪の今宮戎神社で有名な「十日(とおか)(えびす)」は関西特有の行事です。七福神の一神である「えびす神」は( )江戸時代になると天下の台所と称された大阪商人の信仰が厚く、商売繁盛の神として栄えましたが( )今では家業繁栄、豊漁、家内安全の守護神であり「福の神( )として広く信仰されています( )また、右手に釣り竿を持ち、左手に鯛をかかえた姿で表されるように、( )えびす神( )は漁労習俗との関わりが深いとされています( )

    阪南市尾崎には( )もともと西出(にしで)北出(きたで)宮本(みやもと)と3つの(うら)(漁村)があり、それぞれが漁の神様として戎さん(エベッサン)を(まつ)っていました( )しかし( )宮本では漁師がいなくなったということで( )現在は西出・北出の2つの浦で「戎講(えびすこう)」を営み( )戎さんをお祀りしています( )

    西出の戎講は( )兵庫県の西宮神社の戎さんを勧請(かんじょう)(仏神の霊や像を寺社に新たに迎えること)したもので( )毎年1月2日に戎さんの掛軸(かけじく)当屋(とうや)(世話役)が背負って講員の家をまわり、そこでお神酒(みき)を頂き、最後は当屋の家で酒盛となりましたが、近年では、尾崎(おざき)清水(しみず)(あん)(清水大師)のお堂を利用するようになりました。当日の朝は( )当屋他3人ほどで早出をしてお堂を清掃し( )戎さんに鯛・果物・野菜などをお供えし( )焚火を(おこ)して準備します( )講員が集まったところで( )この年の当屋以外が籤引(くじび)きをして、次年の当屋を決めます( )その後( )昨年のお札や提灯(ちょうちん)などを燃やし、お堂に入って戎さんの掛軸を一同で拝み、最後はご馳走(ちそう)を囲んで歓談するそうです( )

西出の戎社

西出の戎社

北出の戎社

北出の戎社

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