加茂神社 本殿

名称 : 加茂(かも)神社  本殿

種類 : 建造物

所在地 : 阪南市箱作

指定年月日 : 昭和45(1970)年2月20日

    鳥居をくぐると左側に庁屋(ちょうや)、正面に真新しい拝殿があり、その奥に桃山時代(約450年前)の建築とされる本殿が建っています。

    本殿は、一間社流造(いっけんしゃながれづくり)という代表的な建築様式です。流造というのは平入り屋根の前側を長く延ばした形式です。屋根は阪南市内に唯一残る檜皮葺(ひわだぶ)きで、過去に数回葺替(ふきかえ)に伴う大規模な修理が行われています。身舍(もや)の彫刻は彩色がかなり落ちてはいるものの、相当な腕前の職人の手によるものと考えられています。祭神の玉依比売命(たまよりひめのみこと)は社記によると、弘仁4(813)年、京都の下鴨神社(しもがもじんじゃ)から分霊(ぶんれい)してきたと言われています。

    大阪府文化財保護条例による建造物の第一号指定物件で、慶長15(1610)年銘の石燈篭(いしどうろう)とともに指定されました。

 

本殿

本殿

燈篭

燈篭