野良猫に餌をあげている方へ

「猫を飼いたいけど家では飼えない。でもお腹を空かしているかわいそうな猫を助けたい。」

お腹を空かせた猫に餌をあげること、それ自体は優しい気持ちによるもので、けっして悪いことではないと思います。しかし、その猫たちは、糞尿や鳴き声がうるさくて、ご近所からの嫌われ者になってしまいます。餌を与えていると多数の猫が集まってくるようになり、子猫をたくさん産むようになります。その結果、狭い地域に猫は密集し、病気や交通事故の危険性も高くなります。単に餌をあげるだけでは、増えてしまった猫の糞尿等でご近所トラブルの原因となり、かえってかわいそうな猫を増やすことになっているかもしれません。

 

□猫に餌をあげるときは

餌やりを続けるには、ご近所の理解が必要です。きちんとルールを決めて、ご近所の理解を得るようにしましょう。

主なルール

・餌やりのルール(餌を与える場所、時間を決める。食べ終わったら片づける。)

・トイレのルール(場所を決める。糞尿の管理をする。)

・避妊・去勢手術(かわいそうな猫を増やさないために)

 

□野良猫の寿命は3~5年と言われています。(飼い猫は15年~20年)

きちんと管理をすればその地域から野良猫はいなくなると考えられています。

ご近所の理解と協力により、猫がそれ以上増えないように適正に管理できれば、その地域からかわいそうな野良猫はいなくなると考えられています。