新型コロナウイルス感染症終息への出口(令和2年5月15日)

 新型コロナウイルス対策は、新たな一歩を踏み出しました。
 感染の広がりは確実に小さくなっています。
 長引く休業や施設利用制限・活動自粛など不便な暮らしの中で、全ての市民の皆さま一人ひとりのご協力に感謝申し上げます。

 大阪府は、国より、引き続き、特別警戒都道府県の指定を受け、緊急事態措置を実施すべき期間にあります。
 大阪府では(5/14)の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議において、知事から段階的解除の基準である『大阪モデル』に基づき、府独自に府有施設の段階的に開館を行うとの判断がなされました。

 本市においても、すでに分散登校を始めている幼・小・中学校園では、子どもたちの元気な声が聞こえています。加えて、屋外のグランドを解放し、図書館をはじめとする公民館など、市の施設を段階的に開いてまいります。

 さぁ、対策終息への『出口』が見えてきました。それは、元の暮らしに戻る『入口』です。

 しかし、間違わないでください!コロナウイルスは消えていません。それは、コロナウイルス対策と共に、新たな暮らしを創る『スタート』を切ることです。

 この間、私たちは学び合いました。
 私たちは、大きな自然の中で生かされていること、一人ひとりの命が掛け替えのないものであること、そして、経済と暮らしの安定は切り離せないことを確かめ合いました。

 さぁ、市民の皆さんは、しっかりコロナ対策(手洗い・消毒・うがい・咳エチケット、不要不急の外出と密閉・密集・密接など3密を避ける)を行いつつ、日常を取り戻す準備を始めてください。

 自粛や我慢という非日常の中にあって、体調や日常生活動作に不安はないか、友人やご近所との繫がり、スポーツや趣味活動等、元気で生きがいをもった暮らしを無くしていませんか?

 それは、『出口』にたどり着いたとき、誰も一人ぼっちにさせず、誰も取り残さないで、みんなが元気で外に出て暮らしを楽しむためです。

 今、もう一頑張りです。何か不安なこと、心配なことがあれば市役所にご相談ください。

 そのためにも、コロナ緊急事態措置で困難を強いられた個人や事業者の皆さんへの支援を 本市として国・府と連携し行っています。本市のコロナ対策では、まずスピード、そしてアンテナを高く、かつ、広くし、皆さんの暮らしから目を離さないことを大切にしています。

 ふるさと大使の、たむらけんじさんや福田周平さんなどからも熱い支援をいただいています。

 阪南市を愛する方々の声や力を集め、職員が一丸となり、より市民の皆さんと協力し合い頑張ってまいります。

 市民の皆様には、感染の拡大防止に気をゆるませないこと、日常を取り戻す準備を始めることにご協力をお願い申し上げます。

 

令和2年5月15日 阪南市長 水野 謙二