緊急事態宣言について(令和2年4月8日)

 本市では新型コロナウイルス感染症の広がりを見せた令和2年1月31日に、阪南市新型コロナウイルス対策本部を設置しました。会議には適宜阪南市医師会代表及び阪南市民病院感染症担当医師に参加をいただき、昨日までに18回の会議を開催しています。

 この間、大阪府と連携し感染を防ぐ対策を重点的に行っています。

 まずは、市民の皆様に手洗い・うがいの実施と咳エチケットの徹底をお願いし、併せて、市立幼稚園及び小・中学校の臨時休校、公民館・図書館など社会施設の休館等による利用制限、また、イベントや会議の開催を控えていただくなど、市民の皆様の様々な活動に自粛要請を行ってまいりました。

 これらの取組みや市民の皆様のご理解とご協力により、現時点では本市において感染者は発生していません。

 しかしながら、感染が拡大し世界的な大流行となっているなか、国内では都市部を中心にクラスターの発生に続き、感染経路が不明な感染者、特に若い年代への感染拡大が確認されています。

 このようななか、4月7日に国から特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出され、大阪府全域は5月6日まで緊急事態措置を実施すべき区域に指定されました。これを受け、大阪府知事は府民の皆様へ「外出の自粛」と「イベント開催の自粛」を強く要請しています。

 本市におきましても、本日、特別措置法に基づく「阪南市新型コロナウイルス対策本部会議」を新たに設置しました。

 本市では、いつ感染者が発生するかもしれないという深刻な社会状況を踏まえ、何としても『感染者を出さない』そして、『拡大させない、重症化させない』という強い意志をもって、市民に対してより一層の要請として、社会教育施設や学校等の臨時休業を、5月6日まで実施することを対策本部会議において決定しました。

 新型コロナウイルス感染症対策は、まさしく行政だけでなく、市民、事業者の皆様の理解の上に立った主体的な協働活動が求められます。

 みなさまには、危機感を持った慎重な行動を心がけてください。特に、密閉空間、密集場所、密集場面という「三密」が重なる場所を絶対に避けていただくとともに、自分の命を守ることにあわせ、大切な家族や友人の命を守りましょう。

 子どもたちから高齢者まで全ての市民の笑顔を守るため一層のご協力をお願いします。そして、一日も早い日常を取り戻しましょう。

令和2年4月8日 阪南市長 水野 謙二