大阪に出ていた緊急事態宣言が解除(令和2年5月22日)

子どもたちへ、そして全ての市民のみなさんへ

 皆さん、コロナウイルス感染を防ぐため、大阪に出ていた緊急事態宣言が解除されました。

 いよいよ、学校や公民館、図書館、体育館、サラダホールなど施設への利用制限などが無くなり、休業要請も大きく解除され、元の暮らしに戻ることになります。

 子どもたちや全ての市民、一人ひとりが、「出口」の見えない不安と窮屈な暮らしの中での、冷静で勇気ある行動の結果です。ありがとうございます。

 私たちは、対策を立て実行すれば、感染拡大しないことを学びました。また、多くの気づきや学びがありました。
 私たちは、大きな自然の中で生かされていて、一人ひとりの命が、かけがえのないものであること、自分の命は自分で守ること、でも、一人きりで生きていけないこと、元気でいるには、笑ったりおしゃべりなど、つながりが大切なこと、そして何気なく、いつまでもあると思っていた日常は、みんなで守っていたこと。

 雨は続いても、必ず晴れるって、雲の上には必ずお日様があるって、本当でしたね。
 待ち望んでいたこの日を、皆さんと共に喜び合いたいと思います。

 子どたちにとっては、幼稚園や小学校、中学校も始まります。お友だちと遊ぶこと、家族での外出もできることになり、楽しみだね。でも、コロナウイルスが私たちや皆さんの周りから無くなっていません。そのことを忘れないでください。

 今からは、コロナウイルスの広がりを押さえこみながら、新たな暮らしを創り、日常を取り戻す行動を始めましょう。それが、経済活動の元気な再開につながります。

 だから、これまでの手洗いや消毒、うがい、マスクを忘れないで、人の多いところ、3密は控える対策を続けてください。

 季節は初夏、青空のもと、我慢していた友達とのおしゃべりや交流、外での学習やスポーツなど、元気に取り組んでください。

 本市では、国や大阪府と連携し、コロナ感染で傷ついた心や、暮らし、産業への支援を行っています。皆さんの中に、窮屈な暮らしの中で、体調や日常生活動作に不安を抱えたり、友人やご近所とのつながり、スポーツや趣味活動等、元気で生きがいのある暮らしを無くしていませんか?

 誰も一人ぼっちにさせず、誰も取り残さないで、みんなで元気に新しい暮らしのスタートを切ることを願っています。

 何か不安なこと、心配なことがあれば市役所にご相談ください。

 市民の皆さんや阪南市を愛する方々から、寄附金をはじめ、多くの応援が集まっています。

 ふるさと大使のたむらけんじさんや福田周平さんなどからも、熱い支援をいただいています。心より感謝申し上げます。

 職員と一丸となり、より市民の皆さんと協力し合い頑張ってまいります。

 

令和2年5月22日 阪南市長 水野 謙二