新型コロナウイルス感染症拡大に関する本市の対応について(令和2年5月6日)

コロナ対策として長引く休業・施設利用制限・活動自粛など、不便な暮らしの中で、全ての市民の皆さま一人ひとりからのご協力に感謝申し上げます。

国(5月4日)において緊急事態措置を実施すべき期間を今月末(5月31日)まで延長することが決定され、大阪府は引き続き特別警戒都道府県の指定を受けました。

大阪府では翌日(5月5日)の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議において、大阪府知事から新型インフルエンザ等特別措置法(第45条・24条)により、引き続き今月末(5月31日)まで3点の協力要請が出されました。
(1)外出の自粛と三つの密を避けること
(2)規模の大きさや屋内・屋外を問わず全てのイベントの自粛
(3)公民館や図書館、遊興施設、劇場、集会施設など使用制限
但し府は独自に 自粛解除等への出口戦略3指標を定め、効果の見える化を図りながら、5月15日を一区切りとする段階的解除を行う『大阪モデル』が示されました。

これらのことを踏まえ、本市でも5月10日までとした学校園の臨時休校、生涯学習関連施設の休館を引き続き今月末(5月31日)まで延長することとしました。

皆さんのご協力により、本市ではこれまで4名の感染確認がありましたが、府内での新規感染者数は確実に減少傾向にあり、皆様による外出の自粛などの効果があがっています。

私たちは誰もが、感染したくないし、うつしたくないと願っています。
予断が許されない緊急事態宣言のもとでは、誰でも感染する状況にあることに変わりはありません。
大阪府と一層連携し、一日も早く 出口に到着したいと考えます。

こどもたちや高齢者の皆さんの不安は 更に大きくなっていると思いますが、慌てず感染防止に出来ることをやっていきましょう。
改めて手洗い・消毒・うがい・咳エチケットを基本として頂き、不要不急の外出と密閉・密集・密接など3密を避けて下さるようお願いします。

社会がみんなで距離をとり合い、見えないウイルスの感染路を絶つことを徹底しましょう。
皆さんの、こうした取り組みが効果をあげているのです。
しかし、こうした生活の中で体調の変化が心配です。特に子どもたちや妊婦、高齢者や障害のある方、持病を持つ方などには、生活のリズムを守り健康の維持管理に努めてください。
健康での不安や心配なことがあれば、市保健センターか泉佐野保健所にご相談ください。

市民の皆様には気をゆるませず、感染の拡大防止に改めてご協力をお願い申し上げます。
そして大事なことは、こうした自粛や我慢という非日常の中にあっても、友人やご近所との繫がり、スポーツや趣味活動等、元気で生きがいをもった暮らしを無くさず、もっと強くすることです。

それは、『出口』にたどり着いたとき、誰も一人ぼっちにさせず、誰も取り残さないで、みんなで元気に、外に出て暮らしを楽しむためです。

今、もう一頑張りです。
本市のコロナ対策では、まずスピード、そしてアンテナを高く且つ広くし、聞こえない声には耳を澄ませ、目をみはり、皆さんの暮らしから目を離さないことを大切にしています。

対策を一層強化するため『新型コロナ給付支援対策室』を開設(4月27日)しました。
そこでは、国の定額給付金(10万円)を一日も早く届ける仕事を中心に、“やさしさ集まれ、コロナ対策基金”の運用、タイムリーな情報の発信をします。
“ふるさと大使のたむらけんじさん” など阪南市を愛する多くの方の声が集まっています。
みなさん、ありがとうございます。

阪南市はもっと頑張ってまいります。

 

令和2年5月6日 阪南市長 水野 謙二