学校給食センターの1日
給食ができるまで
「ここが学校給食センターです!
さっそく中に入りましょう!」
「調理場の入り口です。
ここからは調理する人以外は入れません。」
手洗い
7:00~
「まず、手洗いをします。
爪ブラシを使って、2回洗います。
仕上げにアルコールで消毒します。
水道もアルコールも手をかざすと自動で出てきます。
そして、粘着テープを使って作業着をきれいにします。
二人一組になって汚れがないかチェックします。」
「これで準備はOK、では下処理室からご案内します!」
下処理
7:15~
「下処理室です。
今日の給食で使う野菜の泥を落とし、皮をむいたり種を取ってからていねいに水で3回洗います。」
検収
9:00~
「ここは、業者さんから食材を受け取るための検収室という部屋です。
お肉やベーコンなど一部の食材は朝9時に業者さんが届けてくれます。」
「栄養士さんが受け取った食材の品質、品温、数量をチェックします。」
調理作業
「ここからは調理室を案内します。
これは調理室にある、スライサーという食材を切る機械です。
料理、食材によって切り方や大きさを変え、みんなが食べやすいように工夫して切ってくれています。」
「これは、しあわせ人参といって、給食を楽しく幸せに食べてもらえるようにと心を込めて、調理員さんが毎日作ってくれています。
ちょうちょ以外にも魚、くま、ハートなど、いろんな形があります。」
「この大きな釜で食材を煮込みます。
“スパテラ”という器具を使って、ていねいに混ぜます。
この釜でなんと1000人分も作れます!
1000人分の食材をまんべんなく混ぜるのは重くて大変ですが、上手に混ぜてくれています!」
「湯気がたくさん出て、夏はとても暑いです。」
「これは自動で揚げ物ができるフライヤーという機械です。
これは豚肉に衣をつけて揚げているところです。
豚カツなどは冷凍食品を使わず、手作りしています。」
「これは自動で焼き物ができるロースターという機械です。
ポテトのチーズ焼きを焼いているところです。
ハンバーグなども、この機械を使って焼いています。」
「これは真空冷却機です。
学校給食センターでは、サラダに使う野菜は必ずゆでます。
ゆでた野菜は、この真空冷却機で冷やします。
この機械があるからサラダを冷やして作ることができます。
これらの機械を使って、バリエーション豊富な給食が作られています。」
「煮込んでいた食材に調味料を入れるとカレーのできあがり!
すごい量!
温度計を使って温度を測っています。」
配缶、各学校へ配送
11:00~
「小学校8校に5台のトラックで給食を運びます。
学校ごとにコンテナに入れて、トラックへ積み込みます。」
「積み込みが終わったら、みんなの学校へ出発。
安全運転でいってらっしゃい、気をつけてね~。」
楽しい給食いただきます
「できたての給食が子どもたちのところに届きました!
みんな、しっかり食べてね!」
給食を食べ終えてから
回収~洗浄
14:00
「みんなが食べ終わった給食は、学校給食センターのトラックが取りに行きます。
今から食器などを洗浄します。」
「ここは、洗浄室です。
みんなが食べ終わった給食の食缶と食器はここで洗っています。
3100食分の食缶と食器はすごい量ですね。」
「これは、残菜処理機です。
みんなが食べ残しをした給食はここで処理されてゴミとして捨てられます。」
「学校給食センターの1日についてわかってもらえたかな?
ここでは、たくさんの人が心をこめて給食を作っています!
残さず食べてもらえるとうれしいな。」